パレタイザやリフコンが必要な理由。それは、ひとつに重量物を移動させるには、人力に限界があるからです。例えばフジエースの高能力機の場合、200kgの荷物を1時間に1800回積み付けができます。これは、1回の積み付け作業をわずか2秒で終わらせる計算になります。人間には絶対に不可能な作業を、淡々と安全に、しかも継続して行うことができる。人間が苦手なこと、できない作業を、人間の能力を遥かに上回るレベルで実行する。それが私たちの提供する機器の価値です。
もう一つの重要性。それは、少子高齢化に伴う労働力不足への解決策になるという点です。とりわけ当社製品が活躍する物流の現場は人手不足が深刻で、省力化の次元を超えて無人化が必要な状況になっています。いわゆるスマートファクトリーです。これを実現するには各工程を担うFA機器をつなぎ、見える化し、自律的に判断し、高精度に動かす技術が必要です。要素技術レベルで言えば、IoT・M2M、センシング技術、AI、サーボ技術、高性能アクチュエーター等々。少量多品種、特殊形状に対応するロボットパレタイザ、フジエースもこうした能力要件を満たすべく開発を進めています。
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「不二輸送機工業」は、機械式パレタイザや周辺機器の開発・製造・販売を担当する「不二技研工業」、据付工事やメンテナンスを担う「ファインテック」とともにスクラムを組み、グループ全体としてマテリアルハンドリング機器・システム提供の一貫体制を構築しています。