提案営業【垂直搬送機】
K.S.
ロジテック営業部 東京営業課 担当課長
2004年入社
電子工学科卒
旭川生まれの旭川育ちで、就職も地元で探して、機械設計ができる当社へ入社しました。当初の5年間は希望通り設計部で垂直搬送機「リフコン」の機械設計を担当していましたが、「営業をやらないか」と声がかかり、営業部への異動を決意しました。もともと設計部時代も、営業同行で全国各地のお客さま先に打ち合わせに出向く機会もあり、外に出ることで視野が広がると思っていましたので「東京で新しいチャレンジをしてみよう」と気持ちを切り換えるのは、そう難しいことではありませんでした。もっとも設計から営業という異動は、当社ではそう多くはありませんが珍しいことでもありません。
営業としてのキャリアは10年を超えました。現在は、冷蔵業界を中心としたお客さまを担当しています。大手企業の場合、毎年のように搬送システムの新規、リプレイス、増設といった案件があり、常に情報収集して適切なタイミングで提案できるかが大切です。お客さまから直接ご相談いただくこともありますし、建築会社、設計事務所さまから情報をいただくこともあり、ケースバイケースです。また最近は自動化、無人化といったニーズも増え、SIerとのマッチアップでリフコンを納入するケースも増えています。
お客さまの生産拠点、物流倉庫は全国にありますから、詳細打ち合わせ、現場打ち合わせの必要に応じて、月に3〜4回は出張になります。全国津々浦々に当社の設備が納入されていることを実感します。競合もあるなかで、リフコンが選ばれるのは優れた省エネ性能といった機能面はもとより、お客さまのご要望を理解し「かゆいところに手が届く」提案力です。ここが一番重要です。長年の実績から、ありがたいことに「リフコンなら不二輸送機工業へ相談」というお客さまも少なくないので、そうした信頼に応えるのが私たちの使命だと思っています。
新規に物流倉庫を建設するといった案件の場合、納めるまでに3年くらいかかる場合があります。お客さまと一から打ち合わせをして、途中の苦労も乗り越えて、最終的に設置され、稼働する、その達成感はやはり大きいですね。「イメージ通り動いている」という声をいただければ嬉しさはひとしおです。今後はリフコンのニーズにお応えしていくのはもちろんですが、全自動搬送システムなどが求められているなかで、垂直搬送機だけでなく、パレタイジングロボットも含めた全体のシステムを提案、実現できる部門にしていきたいですね。