SE/機械設計【垂直搬送機】
Y.N.
設計部 ロジテック課 課長
2003年入社
生産システム工学専攻科卒
北海道工場は垂直搬送機「リフコン」の設計開発、製造を行っています。リフコンは卸売業、冷蔵配送センターをはじめさまざまな物流倉庫において引き合いがあります。私は設計開発のマネジメントが中心業務で、営業とともにお客さまに伺い、機能、仕様のご要望を伺い、それをスタッフにフィードバックし仕事を進めていきます。リフコンの営業は東京、大阪をはじめとする営業所で展開されていますので、出張先は全国各地になり、毎月2〜3回は出張に出かけています。
当社のリフコンは垂直搬送機のなかでも業界屈指の実績があり、多くのお客さまから信頼をいただいています。一方、昨今は物流現場における人手不足から、物流倉庫全体で無人搬送、全自動化を目指す方向性が顕著です。リフコンにも無人搬送車(AGV)や無人フォークリフトとの連動が求められるなど、新しい技術テーマが次々生まれています。また近年の災害の多さから、万一の際のBCP(事業継続計画)へのニーズも高く、自家発電や蓄電池などを搭載するケースも増えています。新たな技術、付加価値が求められることは厳しい反面、やりがいにもつながります。
最近目立つ動きとしてもうひとつ、会社全体としてパレタイジングとリフコンを組み合わせた搬送システムの納入が増えています。ですから、私もパレタイジングの営業、設計とコラボレーションする機会が増え、新たな刺激を受けています。リフコンとパレタイザのモノづくりは従来別々に行われてきましたが、ここにきて要素技術の標準化が進められ、部材やコンベアなどの装置で、互いの技術共有を図っています。そのため昨年以上に本社での打ち合わせが増えていますが、部門間連動という意味で、とても良い取り組みだと思っています。
リフコンの開発設計の責任者として私には、お客さまのご要望に応える製品づくりはもとより、市場ニーズの先取り、部門間の折衝など幅広い役割が求められていますが、新戦力の確保、育成もそのひとつです。新卒、中途問わず、モノづくりに興味がある人を迎え入れたいですね。リフコンの世界は奥深く、取り組むとその面白さは想像以上に広がっています。また本人次第ですが将来的に「技術営業」として東京や大阪の営業所で活躍する道もあります。まずは一度旭川においでください。